歯科医院の診療メニューには、審美歯科というものがあります。
審美歯科の代表的な施術として、ホワイトニングがあるのですが、ホワイトニングというのは何をする施術なのでしょうか？
また、具体的には何をするのでしょうか？
ホワイトニングとは何か、解説します。
ホワイトニングとは？
歯には様々な色があるのですが、元々は白に近い色をしています。
しかし、コーヒーやワイン、あるいはカレーのような色が濃いものが歯に着くと、歯に色が着いてしまうことがあり、白さがなくなってしまうことがあります。
また、歯は表面を覆うエナメル質という物質によって白く見えるのですが、加齢によってエナメル質は薄くなってしまいます。
エナメル質が薄くなると、内側の象牙質が透けて見えてしまい、歯が黄ばんでしまいます。
食べ物や飲み物によって色が着く着色汚れは、丁寧に磨くと表面の物は落ち、色はかなり薄くなります。
しかし、象牙質が透けて見える黄ばみは、通常の方法で白くすることはできません。
加齢によって象牙質が透けて見える黄ばみを白くするためには、ホワイトニングを受けなくてはいけません。
ホワイトニングというのは、専用の薬剤を使用して歯を漂白する施術です。
表面上の汚れは、クリーニングでも落とすことができます。
しかし、象牙質による黄ばみは歯の内側のことなので、表面的な方法では白くできないのです。
ホワイトニングなら、歯の内側まで浸透して白くすることができます。
ホワイトニングには、歯科医院で受けるオフィスホワイトニングと、自宅でマウスピースを使用して行うホームホワイトニングがあります。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングは、使用する薬剤も違い、効果にも差があります。
可能であれば、両方を並行して行うデュアルホワイトニングという方法がおすすめです。
ホワイトニングがおすすめのケース
ホワイトニングは、虫歯や歯周病を治すわけでも、失われた歯を補うわけでもなく、歯を白くするために行うものです。
ホワイトニングを行うのがおすすめというのは、どのようなケースでしょうか？
ホワイトニングを行うタイミングとして、記念写真を撮影する時、という人が多いでしょう。
長らく写真に残るのですから、歯の黄ばみなどを気にせず笑顔になるため、ホワイトニングで歯をきれいにするのです。
記念写真を撮影するときは、入学式や卒業式などが考えられます。
ただし、ホワイトニングは18歳以上になってから受けるのがおすすめです。
年齢制限はないため、歯がすべて永久歯になっていれば問題なく受けられるのですが、顎の骨が完成していないうちは避けた方がいいのです。
また、歯が黄ばんでいると不潔に思われることが多いため、清潔感を求める時にホワイトニングを受ける人も少なくありません。
散髪や新しいスーツだけではなく、歯にも気を使いましょう。
就職活動や新社会人となる時、転職する時、部署異動で営業職になる時、あるいはお見合い、合コンなど異性と会う時には、ホワイトニングをしておくのがおすすめです。
きっかけが無くても、相手に好印象を与えたいと思った時はホワイトニングをしましょう。
結婚式なども、ホワイトニングをする人が多いタイミングです。
ホワイトニングはすぐに真っ白になるわけではないので、イベントがあるタイミングから逆算して施術を受け始めるようにして、白くなった後はホームホワイトニングで白さをキープしましょう。
まとめ
歯の色が気になって、白くしたいと思った人はホワイトニングを受けましょう。
ホワイトニングは、薬剤を使用して歯を漂白する施術で、効果が強くすぐに白くなったことが分かるオフィスホワイトニングと、じっくりと白くしていって長くキープするホームホワイトニングがあります。
目立つイベントや好印象を与えたい時などは、ホワイトニングを受けて歯を白くしておくのがおすすめです。
