【せんげん台の歯医者】口内炎を早く治すための食事について

口腔外科

口内炎の主な症状としては、赤みや腫れ、ただれや水ぶくれなどがあります。

また、これらは痛みを引き起こし、満足に食事が摂れなくなるなどの悪影響を及ぼします。

ここからは、発症した口内炎をなるべく早く治すために心掛けたい、食事における工夫について解説したいと思います。

口内炎を早く治すための食事の工夫4選

口内炎の痛みに悩まされている方は、食事において以下のような工夫をしましょう。

・刺激物やアルコール、甘いものを避ける
・一口大の大きさにする
・やわらかく食べやすいものを摂取する
・ビタミンを多く摂取する

刺激物やアルコール、甘いものを避ける

口内炎を早く治すためには、刺激物やアルコール、甘いものに注意しなければいけません。

例えば、辛いものや熱いもの、味の濃いもの、炭酸飲料などは、口腔内を刺激し、口内炎を悪化させるおそれがあるため、完治するまでは摂取しないことをおすすめします。

また、アルコールや甘いものなど、糖質が多く含まれるものは、体内で分解される際、粘膜の健康に関わるビタミンB群を多く消費させてしまいます。

つまり、口内炎に効く栄養素の効果を半減させてしまうということです。

一口大の大きさにする

口内炎ができているときは、食べものを噛むたびに痛みが出ます。

また、大きいままの食材を口に入れると、必然的に噛む回数が増えるため、口内炎が受ける刺激も増え、回復を遅らせる可能性があります。

そのため、できるだけ噛む回数が少なく済むよう、食材は一口大にカットすることをおすすめします。

ちなみに、一度にたくさんの量を口に入れる方も、噛む回数が増えるため、口内炎を早く治すという観点見ると、あまり良いことではありません。

やわらかく食べやすいものを摂取する

ゼリーやプリン、ヨーグルトなどは、噛む必要がほとんどなく、口内炎の箇所に当たりにくいため、とてもおすすめです。

その他でいうと、おかゆやうどん、そばといったやわらかいものも、熱くなければ口内炎を早く治すのに適した食事だと言えます。

また、やわらかいものの中でも、牛乳を使った料理は特におすすめです。

牛乳は傷口をコーティングしてくれる働きがあり、痛みを感じにくくなります。

具体的には、薄味にしたクリームシチューやコーンスープ、どうしても噛み応えのあるものが欲しいというのであれば、いつもよりやわらかめに茹でたパスタを入れた、ほうれん草のクリームソースなどが良いでしょう。

ビタミンを多く摂取する

口内炎を早く治すためには、ビタミン類の摂取が必要不可欠です。

ビタミンCは、コラーゲンの合成により、皮膚や粘膜、毛細血管を正常に保ち、出血を防止する働きがあります。

こちらは、オレンジやイチゴなどの果物、パプリカやカリフラワーなどの野菜に多く含まれています。

ちなみに、ビタミンCは水溶性のビタミンであり、水に溶けやすく、酸化しやすいという特徴を持っています。

そのため、上記の食材については、できるだけ調理をせず、生で食べることにより、多くのビタミンCを摂取できます。

また、レバーなどに多く含まれるビタミンB2は、皮膚や粘膜を保護したり、炎症を抑えたりする働きがあり、カツオやマグロなどに多く含まれるビタミンB6は、皮膚や粘膜の強化、保護などの作用があります。

ビタミンB6は、タンパク質の摂取量が増加すると必要量が増えるため、どちらもバランス良く摂取することが大切です。

まとめ

ここまで、口内炎を早く治すための食事の工夫を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

口内炎は数週間程度で完治することが多いですが、食事内容によっては、患部が刺激され、なかなか治らないこともあります。

また、食事を工夫しているにもかかわらず、一向に痛みや腫れが引かないという場合には、歯科クリニックに相談しなければいけません。

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