【五反田の歯医者】マウスピースのメンテナンスにおけるNG行動

矯正歯科

マウスピース矯正では、長時間マウスピースを装着し、少しずつ着実に歯を動かしていきます。

また、こちらを問題なく使用し続けるためには、入れ歯用ブラシや洗浄剤などでメンテナンスをする必要があります。

今回は、マウスピースのメンテナンスにおいてやってはいけない行動について解説します。

マウスピースのメンテナンスにおけるNG行動5選

マウスピース型の矯正器具は、メンテナンスの際に口内から取り外すことができます。

そのため、比較的メンテナンスはしやすいですが、以下の行動は取らないように注意してください。

・熱湯で洗う
・強力な洗剤や漂白剤で洗う
・歯ブラシで擦る
・歯磨き粉を使用する
・湿気がある状態で保管する

熱湯で洗う

マウスピース型の矯正器具は、熱で変形する性質があります。

熱湯を使用すると、変形して矯正効果が変わってしまったり、マウスピースが口に合わなくなったりするため、注意が必要です。

また、マウスピースが変形すると、つくり直しになってしまい、無駄なコストがかかることにもつながります。

そのため、洗う際には、必ず冷たい水かぬるま湯を使用してください。

40度くらいまでの温度であれば問題ありません。

強力な洗剤や漂白剤で洗う

マウスピースの汚れをごっそり落としたいからといって、強力な洗剤や漂白剤で洗うのは避けましょう。

これらの洗剤や漂白剤は、マウスピースの素材を傷付け、変色や劣化を引き起こす可能性があります。

マウスピースには専用の洗浄剤があるため、必ずそちらを使用してください。

ちなみに、入れ歯用の洗浄剤については、マウスピースへの使用が推奨されていないケースが多いです。

歯ブラシで擦る

マウスピース型の矯正器具を磨く際は、入れ歯用ブラシなど毛先が柔らかいものを使用しましょう。

歯を磨くための歯ブラシは、毛先が硬いことも多く、こちらでマウスピースを磨くと、表面に無数の細かいキズが付き、そこに雑菌が入り込んで繁殖する原因になります。

もちろん、入れ歯用ブラシであっても、強い力でゴシゴシと磨くのはNGです。

流水を利用しながら、優しく丁寧に汚れを落としましょう。

ちなみに、食器洗い用の粗いスポンジなどを用いるのはもってのほかです。

歯磨き粉を使用する

マウスピースのメンテナンスでは、基本的に歯磨き粉も使用してはいけません。

歯磨き粉は、あくまで歯の汚れを落とすためのものであり、マウスピースの洗浄には向いていません。

歯磨き粉の中には、研磨剤が含まれている製品も多く、こちらも歯ブラシと同様、マウスピースの表面に傷をつける原因になってしまいます。

もし、水以外で洗いたいのであれば、中性洗剤を薄めて使用する程度にとどめておきましょう。

湿気がある状態で保管する

マウスピースのメンテナンスでは、洗浄だけでなく、その後の保管の方法にも注意が必要です。

例えば、洗ったまま浴室などに保管していると、カビや細菌が発生する可能性が高く、そのような状態でマウスピースを使い続けると、口内で細菌が増殖してしまうおそれがあり、こちらは口内環境の悪化につながります。

そのため、洗浄後はしっかりと水気を切り、乾燥させてから装着してください。

また、マウスピースを乾燥させる際、ドライヤーを使用する方もいますが、このときは温風ではなく、冷風を使用しましょう。

温風を直接マウスピースに当てると、熱湯を使用したときと同じように、変形してしまう可能性があります。

まとめ

ここまで、マウスピースのメンテナンスにおけるNG行動について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

前述したような注意点については、事前に歯科クリニックの医師から説明が行われます。

そのため、説明をしっかり聞いて、その内容を遵守したメンテナンスを行いましょう。

「この方が汚れは落ちそう」「このやり方の方が洗いやすい」などと、自身で判断しないようにしてください。

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