【和光で小児歯科】子どもの歯磨きはいつから始めればいいのでしょうか?

小児歯科

虫歯予防でまず重要なのが、歯磨きを丁寧にすることです。

しかし、まだ歯が生えそろっていない子どもの場合は、いつから歯磨きを始めればいいのか悩む人も多いでしょう。

また、歯が生えていなくても歯磨きは重要でしょうか?

歯磨きを始めるタイミングについて、解説します。

歯磨きはいつから始める?

多くの人は、毎日朝晩、もしくは朝昼晩と定期的に歯磨きをしているでしょう。

しかし、まだ乳歯が生えていない子どもの場合は、歯磨きが必要なのか悩んでしまう人も多いでしょう。

歯磨きは、歯がすべて抜けて総入れ歯になった人でも必要です。

口内の食べかすなどを除去して、歯周病や口臭を予防するために行うのですが、歯が抜けた人と歯が生えていない子どもでは、事情が異なります。

歯が生えていない子どもの食事は、母乳やミルクです。

液状のものだけなので、食べかすなどはありません。

わざわざ歯磨きをして、汚れを落とす必要はないのです。

歯磨きをする必要があるのは、乳歯が生え始めてからです。

乳歯が生える時期には個人差があるのですが、目安としては生後6カ月前後です。

最初は下の前歯から生えることが多いのですが、上の前歯から生えてくる人もいます。

歯が生え始めた時は、いきなり歯ブラシを使って磨かないようにしてください。

まだ口も小さく、中はデリケートなので、歯ブラシでは傷ついてしまうかもしれません。

指にガーゼを巻いて、歯に付着した汚れをぬぐって落としてください。

歯磨き粉はいつから使えばいい?

歯磨きをするときは、歯磨き粉を使用することが多いでしょう。

しかし、子どもの歯を磨くときに歯磨き粉は必要なのでしょうか?

最初は、歯磨き粉を使用する必要はありません。

乳歯が生え始め、ガーゼで歯の汚れを落とすときは、歯磨き粉は必要ありません。

また、乳歯が生えそろってきて歯ブラシを使用して歯磨きをするようになってからも、しばらくの間は使用する必要はありません。

歯磨き粉を使用するのは、乳歯が20本すべて生えそろった3歳頃からです。

ぶくぶくうがいができるかどうかを目安にして、きちんとできるようになったら使用してください。

ただし、ぶくぶくうがいが苦手という子どもも少なくありません。

なかなかできないけれど歯の汚れが気になる場合は、歯磨き粉の成分を確認して安全なものを使用してください。

歯磨き粉には、フッ素が配合されていて虫歯を防いでくれるのですが、他にも様々な成分が入っています。

飲み込んでも大丈夫な歯磨き粉もありますが、基本的には飲み込まないで吐き出すようにした方がいいのです。

子ども用の歯磨き粉を選ぶ際は、フッ素配合と書かれているものを選びましょう。

また、歯に塗布するためのフッ素スプレーやジェルも売られているので、歯磨き後に塗布してあげることで虫歯予防に効果的です。

おうちでフッ素をまんべんなく塗布するのが難しいようなら、歯科医院で定期検診をしてもらう時に塗布してもらってください。

定期検診は、歯が1本でも生えていれば受けることができるので、なるべく早く通いましょう。

小さいころから定期検診に通うと、歯医者の雰囲気に慣れて虫歯治療の際も抵抗が少なくなります。

慣れないと恐怖心を抱く子どもも多いため、痛みのない定期健診で歯医者さんに慣れておいてもらいましょう。

まとめ

子どもの歯磨きは、生後6か月前後に乳歯が生えたら始めるのですが、最初は歯ブラシではなくガーゼで歯の汚れをぬぐい取り、歯磨き粉は使用しないようにしましょう。

3歳頃には乳歯が生えそろうので、ぶくぶくうがいの練習をしてうまくできるようになれば、歯ブラシと歯磨き粉を使用して歯磨きをしてください。

歯磨き粉を選ぶときは、フッ素が配合されているものを使用してください。

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